【World Topics】効率的な昼寝実践ガイド
公開日時 2013/12/03 03:50
調査によれば、アメリカの成人の34%は、日中なんらかの形で昼寝(nap)をしている。とくに過去24時間以内に運動したひとは、しなかったひとよりも強い眠気をおぼえる傾向があるという。(医療ジャーナリスト 西村由美子)
一般には、昼寝は悪いことではないというのが専門家の見解だ。だが、不眠症や睡眠障害のある人には昼寝すすめられないといい、また、健康なひとも夜の睡眠のサイクルを狂わせないために、昼寝は短くし、寝すぎないよう注意することが大事だという。
その意味で、10~20分のパワーナップがおすすめだ。30分以上の昼寝は睡眠サイクルを狂わせる可能性があり、90分になると,昼寝(nap)ではなく、通常のサイクルの睡眠と考えた方が良いそうで、不規則な就寝のような形になってしまうのだという。また一般に、若い人は昼寝でも長く眠ってしまう傾向にあり、高齢になればなるほど短い昼寝ですむようになるそうだ。
昼寝をする時間帯も大事で、おすすめは一般には午後1~4時の間だというが、これはもちろんその人の起床、就寝時刻などによるものだ。言うまでもないが、午後遅くに昼寝すると、夜の寝付きがわるくなる可能性がある。
さて、寝すぎないためには昼寝の仕方も大事。調査で「昼寝している」と回答したアメリカ人はどこに寝ているのか? 多いのは、駐車した車の中、職場のデスクの下、居間のソファなどだ。専門家の意見は、横になるよりも、椅子をリクラインさせて座ったままの方が効率的だというものだが、実際には短時間集中的に、安全に眠れるのならどこでも構わないそうだ。