ミクス編集部集計・MR1人当たり生産性 トップはギリアドで24億円 オプジーボで小野は急上昇
公開日時 2017/07/03 03:51
ミクス編集部は、製薬企業各社のMR1人当たり生産性を集計した。その結果、ギリアド・サイエンシズが2年連続でトップとなった。C型肝炎治療薬ハーボニー、ソバルディ―の売上の大幅増により、1人当たり生産性は、15年度より9億円余りも伸ばし24億6090万円だった。
MR1人当たり生産性は、16年MR数(編集部調査 ミクス16年6月号掲載)で、製薬企業各社の2016年度(決算期ベース)の国内医療用薬売上高を割って算出したもの。
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2位も前年に続き参天製薬で、加齢黄斑変性治療薬アイリーアの二桁増に支えられ3億円台に載せた。3位のサノフィは前年の5位から浮上し、前年度と比べ1670万円増の2億3440万円だった。MR数が15年の1200人から860人に減員したことで生産性が高めに出た格好だ。
売上高が前年度より約5倍増となった抗がん剤オプジーボを販売する小野薬品は、前年度より4650万円増の1億7980万円となり、ランキングは25位から11位に急上昇した。
前年3位の武田薬品は生産性を落とした。ARBブロプレスやPPIタケプロンなどの主力品を武田テバに移管したことに伴う売上減が影響し、1610万円減の2億1940万円で、6位に順位を下げた。
ミクス7月号(7月1日発売)では、製薬各社の16年度決算アンケートや決算資料をもとに国内市場環境を分析した「国内市場は停滞期へ 子急速な収益環境変化 革新的新薬こそ突破口」を特集しました。併せてお読みください。こちらから閲読できます(有料会員のみ)。