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日調と東大が共同研究 電子お薬手帳×自己管理支援アプリで新たなPHR構築 かかりつけ薬剤師の評価も

公開日時 2017/01/24 03:51

日本調剤は1月23日、自己管理支援アプリと電子お薬手帳を連動させた新たなPHR(Personal Health Record)を構築し、さらにはかかりつけ薬剤師の対面サポートによるアプリの利活用への効果検証をする東京大学大学院医学系研究科との共同研究をスタートさせたと発表した。2つのアプリを連携させることで、運動や食事などの生活習慣、体重や血圧、血糖値、さらには服薬情報の一元管理が可能になる。研究では、かかりつけ薬剤師の介入により、アプリの利用率・継続率が向上するか検討する。かかりつけ薬剤師として、服薬情報の一元的・継続把握を求められる中で、ツールを整備することで、職能発揮を後押し。“ICT×人”で、薬剤師の発揮する力を最大化したい考えだ。

共同研究は、昨年12月1日からスタート。東大が開発した、2型糖尿病患者及び予備軍を対象とした自己管理支援・研究調査を目的としたアプリ“GlucoNote”と、同社の電子お薬手帳“お薬手帳プラス”の機能を連携。新たなPHRを構築し、その機能を検証する。GlucoNoteは、米・Apple社が提供するResearchKitを用い、運動や食事などの生活習慣、体重や血圧、血糖値などのデータの記録を一元管理する自己管理支援アプリ。食事や運動などの生活習慣と血糖値や体重、血圧などとの関連を明らかにし、適切な自己管理支援につなぐことを目的としている。一方、お薬手帳プラスは、服薬情報を自動登録できる機能などを有する。お薬手帳プラスが連携することで、服薬からのアプローチが可能になる。さらに、かかりつけ薬剤師のサポートを組み合わせることで、GlucoNoteの利用率や継続率に与える効果を検証する。


2016年には、健康サポート薬局制度も新設された。薬局、薬剤師の機能として、運動や食事など生活習慣の改善サポートなど、国民による主体的な健康の保持増進を積極的に支援する機能も求められている。同社は2016年12月、東京・神奈川の3店舗に健康チェックステーションをオープンするなどの取り組みもスタートさせている。同社は、同研究をきっかけとして、「新生代の薬局づくりのための取り組みを加速させる」としている。

 

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