抗潰瘍薬タケキャブ 除菌処方市場でのシェア50%超え
公開日時 2016/05/31 00:00
16年3月時点、PPI市場でのシェアは5%市場浸透はこれから消化性潰瘍は、原因である胃酸の過剰分泌を抑制する薬剤の登場により、ほとんど内科的治療で完結する。その薬剤の代表格がプロトンポンプ阻害薬(PPI)である。PPIはその後、同じ胃酸が原因の逆流性食道炎(GERD)やNSAIDsやアスピリンを原因とする潰瘍、さらに消化性潰瘍の発症に強く関係する胃内の細菌であるヘリコバクター・ピロリの除菌療法の補助にも使用されている。国内では91年に初のPPIであるオメプラール/オメプラゾン(一般名:オメプラゾール)が登場し、タケプロン(ランソプラゾール)、パリエット(ラベプラゾール)、ネキシウム(エソメプラゾール)と続いた。そして、この市場にPPIの1種で新規作用となるカリウムイオン競合型アシッドブロッカ...