キョーリン 荻原社長が退任、健康上の理由で
公開日時 2008/04/27 23:00
キョーリンは4月25日、同社および子会社である杏林製薬の荻原郁夫社長が辞
任し、同日付で新社長に杏林製薬の古城格副社長が就任したと発表した。同日
の取締役会で決定した。同社では社長退任の理由を「健康上の理由」と説明し
ている。
古城氏は社長就任にあたり、「突然のことだが、今後の経営方針については全
く変更はない。ただ、医薬品業界は世界の状況も変動しているので、適切な状
況と適切なタイミングで再点検し、変更すべき点があれば、取締役及び関係者
とよく検討し、原点に立ち返って必要な方策を立ていきたい」と抱負を語った。
荻原前社長からは数週間前に辞任の申し出があったという。同氏は今後療養に
専念するとしている。
新社長に就任する古城氏は65歳。1967年に熊本大学薬学部修士課程修了し、同
年、杏林製薬に入社。2001年に同社の常務取締役生産本部長、06年にキョーリ
ンの取締役を経て、同年、杏林製薬取締役専務執行役員を歴任。07年から同社
取締役副社長執行役員を務めていた。