データでどう捉える?
競合状況と担当医師の特徴
公開日時 2024/04/01 00:00
ミクス編集部前回の連載では、ミクス編集部が言及する「目利き力」を形づくる要素とその詳細について論じた。今回は、その構成要素の一つである「医師の状態(変化)を感知する力」をデータ活用によりどのように高めていけるのか、実際のデータ活用シーンを見ながら考えてみたい。前回の連載でも触れたが、医師とMRのリアル面談の回数がコロナ以前に比べて少なくなる中で、それを補うためのデータ活用について考えてみたい。上市からしばらくたったプライマリ領域の薬剤のケースを考えてみよう。この場合、ターゲットとすべき施設は売上データにより大方理解されているものの、各施設においてどの医師が患者を多く保有しているかは把握しきれていない。対応すべき医師数が膨大である中、限られたMRリソースで対応するため、基本的に施設売上上位を優...