神戸大学大学院医学研究科特命講師/一般社団法人MedTechLinks代表理事植村宗則博士（医学）人工知能やロボット技術の発展に伴い、診断機器を中心に医療機器の高度化が進み、医療機器自らがデータを収集し、判断を行う機能が実装され始めている。デジタルヘルスや手術ロボット分野ではデータの収集と解析サービスに乗り出してきており、データ取得に向けた新たな競争へ突入した。このように医療機器はそれ自身がデータを持つようになり、提供する価値が多様化している。デジタルヘルスにおけるビジネスモデルのあり方についての仮説と、データ取得競争による顕在化しつつある課題について提言する。※本資料の意見に関する部分は講師の私見であり、講師の所属する法人の公式見解ではありません。人工知能（以下、ＡＩという）やロボット技術...