編集長沼田佳之ここにきて欧米系メガファーマの日本法人における人員削減が活発化している。１社あたりのＭＲ削減数もこれまでの規模を大きく上回り、これまで様子見してきた他の内資系・外資系企業への波及まで噂される事態となってきた。2023年を目前に控え、ＭＲ総数もいよいよ４万人台に縮小する。同時に、適正使用情報の提供手段もデジタルが主戦場になってきた。メタバースやＶＲ（バーチャル・リアリティ）などの利活用に向けた準備も始まっており、これらデジタルツールの使い手になり得るデジタル人財の確保・養成が新たな急務となっている。スイスのノバルティスはグローバル規模で組織再編を進めている。2024年までに販売費および一般管理費を10億米ドル（約1240億円）削減する計画だ。20年から26年の売上高は少なくとも年...