レオファーマ 新社長に坂本和繁氏就任 ギリアドの肝臓領域責任者など歴任
公開日時 2021/11/04 04:50
レオファーマは11月2日、新社長に坂本和繁氏が就任したと発表した。就任は1日付。前職はサノフィ日本法人のジェネラルメディスン部門ジェネラルマネジャーとして日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドを統括していた。この前は、ギリアド・サイエンシズ日本法人のエグゼクティブ・ディレクターとして肝臓領域の責任者を務め、同社の日本事業の立ち上げにも関与した。
レオ日本法人では今年5月に、トード・ラブダ研究開発本部長が暫定的に日本法人の社長に就任した。14年から7年余り社長を務めた櫻井ステファン氏が、「外部の機会にチャレンジしたい」として辞任したことに伴うもの。
坂本氏が社長に就任したことで、ラブダ氏は研究開発本部長として引き続き研究開発活動をけん引する。
坂本新社長は、「グローバルで110年以上の歴史を誇る皮膚科領域に特化した、LEO Pharma の一員になれたことを誇りに思う」とした上で、「乾癬やアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患をお持ちの患者様に画期的な新薬をお届けすることで、当社のミッションである『世界中の人々が健康な肌を手に入れる』ことをサポートするために尽力していく」と抱負を語った。
【坂本和繁氏・略歴】
ノボ薬品(現ノボ ノルディスク ファーマ)で糖尿病マーケティング部門長、サノフィ・アベンティス(現サノフィ)でプラビックス・マーケティング部門長や心血管血栓症マーケティング部門長、ヤンセンファーマで疼痛事業部門長やオンコロジー事業本部ヴァイスプレジデントなどを歴任。この後、2015年にギリアド・サイエンシズに入社し、肝臓事業エグゼクティブ・ディレクター・常務執行役員を務めた。19年にサノフィに入社し、ジェネラルメディスン・グローバルビジネスユニット・ジェネラルマネジャーとして日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドを統括した。86年に東海大工学部卒。58歳。