連携推進法人を基盤に役割分担を即決即断
地域連携によるコロナ患者の受け入れ強化─房総メディカルアライアンス
公開日時 2021/11/01 00:00
第5波は専用病床を増加して柔軟に対応千葉県はコロナの中等症・重症患者の急増により8月3日、県内9圏域すべてで病床確保計画の「フェーズ4」への引き上げを決定。これを受けて同月18日、安房医療圏の中核病院である安房地域医療センターも受け入れを決め、その準備や対応に追われた。しかし、こうした緊急事態にも比較的スムーズに対処できたのは、2018年12月に発足した地域医療連携推進法人房総メディカルアライアンスの存在が大きい。コロナ拡大の初期の頃から同法人の強みを活かして地域の役割分担を迅速に進め、感染患者の受け入れ体制に万全を期してきた。感染症対策における地域連携モデルの好事例といえる。(富井和司)電話一本で重症患者を搬送県北の患者の受け皿にも房総メディカルアライアンスは、3市1町(南房総市、館山市、...