初のCKD適応の治療薬登場へ 早ければ8月にも
アトピー性皮膚炎 かゆみにフォーカスした抗体薬も
公開日時 2021/08/01 00:00
ミクス編集部が製薬企業68社の国内開発品を集計したところ、21年7月12日時点で申請中のプロジェクトは87あった。このうち革新性が高く大型化が見込まれる開発品として、慢性腎臓病(CKD)治療薬ダパグリフロジンやアルツハイマー病薬アデュカヌマブ(P14で詳報)が上がった。いずれの疾患も進行するほど患者QOLの低下だけでなく、社会的コストの増大に影響する。このため最適患者像とともに、新薬がもたらす「多面的な価値」にも注目が集まりそうだ。また、コモンディジーズのアトピー性皮膚炎のかゆみにフォーカスした申請品があるほか、これまで治療薬が限られていた子宮体がん、保険適用の薬剤がなかった全身性ALアミロイドーシスに対しても、新たな治療の道が開かれようとしている。腎機能低下進んだ患者の治療に難渋日本透析医...