人口の少ない調整区域で再編統合進捗の兆し
地域医療構想の実現に向けたデータ活用
公開日時 2021/04/01 00:00
データ分析で社会復帰まで支える体制構築へただでさえ地域医療構想の進捗の遅れが指摘されているなか、COVID-19が収束しないという不安要素が加わり、2025年、さらに労働人口の減少が顕著となる2040年までに、各地域の需要に応える地域医療体制が実現できるのか、不透明さが増している。とはいえ、機能別の病床数に捉われているだけでは事態の改善は望めない。その中身を分析して改めてどのような医療提供体制をつくっていくのかを議論し、地域で共有していくことが必要だ。病院機能報告やDPCなどのデータを活用して地域医療の実態把握と分析を行っている国際医療福祉大学の石川ベンジャミン光一氏に、地域ニーズに即した医療提供体制を構築していくためのデータ活用のあり方を尋ねた。(富井和司)重点支援区域の半数で複数病院の再...