株式会社エクスメディオ取締役・精神科医物部真一郎前回は、これからの営業戦略としてのマルチチャンネルマーケティングの概要に関して述べたが、今回はマルチチャンネルマーケティングの実践と、その中でも新しい領域であるリモートMRディテールに対して、どの様な戦術を取るべきかに関して述べたいと思う。マーケティングの戦術を大きく２つ分けるとすると、Push型戦術とPull型戦術に分けることが可能である。医師の立場からざっくり説明すると、情報を受動的にとるのがPushであり、情報を能動的にとるのがPullである。ＭＲの立場から説明すると、情報を与えにいくのがPushであり、医師が情報を求めて来た時に与えるのがPullとなる（図１参照）。テレアポについて少し話が変わるが、営業の方法には色々あり、その中でテレア...