JACDS 法令遵守徹底を アポロメディカルの調剤報酬不正請求で会員に
公開日時 2019/06/13 03:50
日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は6月10日付で、アポロメディカルホールディングスが運営する北海道の「アイランド薬局ほくしん店」(北広島市)の調剤報酬不正請求を受け、法令遵守の徹底を求める事務連絡を会員に発出した。同薬局は会員ではないとしている。
JACDSは「再びこのような事案が発生したことは、誠に残念」とし、「公的医療保険制度を担うことの社会的責任を今一度認識」するよう求めた。その上で、▽調剤報酬の不正請求は 重大な犯罪(詐欺罪に該当)である▽不正請求を発見した場合にはただちに経営上の幹部責任者に報告し、幹部責任者は速やかに地方厚生局や県当局に相談する▽資料の改竄その他の 組織的な隠蔽は、内部告発などにより露呈するものと認識する▽組織的な隠蔽が露呈すると、企業の社会的信用が失墜するだけでなく 、行政のより厳しい対応につながる▽社内調査は、第三者による調査委員会方式が客観性・中立性を確保する観点から望ましい――ことを社内に周知するよう促した。