大塚倉庫 ニチバンと共同物流 大塚グループなど数社と
公開日時 2019/05/09 03:50
大塚倉庫は5月8日、ニチバンと共同物流を行うと発表した。インバウンド効果により一般向けのメディカル製品の需要が高まり、個別に倉庫やトラックを確保することが課題となっている。そこで、ドラッグストアの物流センターや卸など配送先の一致率が高い大塚グループなど数社のヘルスケア製品を同じトラックに積み、共同で運ぶ。
対象はメディカル製品のほか一部医療従事者向け製品が含まれる。全国で行う。物流を共同化することで、個別では難しくなっている保管スペースやトラックの確保をしやすくする。在庫管理や配送車両手配などの業務の効率化を図り、1台当たりの積載効率も高められる。ニチバンのメディカル製品と大塚グループのヘルスケア製品の配送先は7~8割ほどが一致しているといい、共同化で物流の効率化、医薬品をはじめとする製品の安定供給体制につながると判断した。
見込まれるコスト効果などは非開示。大塚倉庫は共同物流を推進しているが、実施企業数も開示してていない。