C肝薬マヴィレット 処方医の7割超が「第一選択薬で処方する」
公開日時 2018/09/30 00:00
“パンジェノ型”“腎機能障害対応”“短期間投与”、弱点らしい弱点なくC型肝炎治療は近年、ハーボニーに代表される複数の直接作用型抗ウイルス薬(DAA)の登場により、「治る治療」へとパラダイムシフトが起こった。ただ、腎機能障害患者に使えなかったり、対象となるジェノタイプが限られるなど、どの薬も改善の余地が残されていた。そこに2017年11月、NS3/4Aプロテアーゼ阻害剤グレカプレビルとNS5A阻害剤ピブレンタスビルを含有するマヴィレット配合錠が発売された。マヴィレットはジェノタイプ1~6のすべてに使用可能なパンジェノ型である。これまでの多くのDAAは12週の投与が必要だったが、重度腎機能障害の併発例を含めジェノタイプ1および2のC型慢性肝炎に対しては国内初の8週間での治療が可能だ。国内フェーズ...