次は技術革新と保険制度の調和
公開日時 2018/04/30 00:00
【Promotionタイトル】動き出した製薬ビジネスの産業構造転換編集長沼田佳之政府は、今回の薬価制度抜本改革を通じ、製薬産業に対して構造改革を促した。その結果、MRを含む営業コストの見直しやMR数削減などのインパクトある事象がクローズアップされ、メディアもこれを報じる機会が増えてきた。ところが、そもそも論として何故、産業構造改革が必要かを考えると、もっと大事な事象が見えてくる。その答えが、高度・高額な医療技術の相次ぐ登場だ。代表格は再生医療や遺伝子パネル検査といったもの。治療そのものをブレークスルーさせる一方で、高額なコストを要することから、医療保険の持続可能性とリンクした議論が求められるという訳だ。政府部内での議論もにわかに高まってきた。本誌4月号に掲載した厚労省の鈴木俊彦保険局長のイン...