東和薬品 代表取締役社長 吉田 逸郎 氏
公開日時 2018/04/30 00:00
付加価値製剤でイノベーション起こす他社とのアライアンスで品揃え拡充も視野「ジェネリックメーカーは、付加価値製剤でイノベーションを起こすことができる」-。東和薬品の吉田逸郎社長はこう話す。後発品80%目標の達成時期が2020年9月に迫る中で、品質や安定供給などは必須で、先発品への付加価値が必要との考えだ。製剤力の高さで海外展開も見据える。一方で、豊富な品揃えを活かし、医療従事者と協議しつつ“東和版フォーミュラリ”を検討。さらに、他社とのアライアンスも含めて品揃えを拡充することを視野に入れる。製造技術の高さと、豊富な品揃えによる効率性の高さで、後発品80%目標達成後の市場もその存在感を発揮したい考えだ。吉田社長に話を聞いた。(望月英梨)―業界環境の変化をいかにとらえているか?吉田氏:ここ10年間...