高脂血症用薬ロトリガ 処方増意向は7割 第一選択には否定的
公開日時 2014/03/31 00:00
処方きっかけ「DHA含む」が多く認知症予防への期待も高脂血症治療は現在、心血管疾患の絶対的リスクファクターと考えられているLDL-コレステロール高値の改善に主眼を置いたスタチン系製剤が代表格である。ただ、最近では中性脂肪、すなわちトリグリセライド(TG)の高値も心血管疾患のリスクファクターとして数多く報告されている。TG高値に対する薬物療法ではフィブラート系製剤の使用が多いが、肝機能障害やスタチン製剤との併用による横紋筋融解症リスクという欠点がある。魚油由来の不飽和脂肪酸の一種・エイコサペンタエン酸(EPA)製剤も使用されるが、副作用は少ないものの、有効性が顕著でないとの指摘がある。そうした中で2012年11月、EPAとドコサへキサエン酸(DHA)の配合剤であるロトリガ粒状カプセル(武田薬品...