担当エリアの調剤薬局、チェーン薬局の実態把握を中小企業診断士平田雄一郎日本全国には、５万5648の調剤薬局が存在している（データ：矢野経済研究所、2013年９月調査）。しかし、その経営形態は異なり、地域密着型の小規模薬局から大型チェーン薬局の店舗まで幅広い。調剤薬局は、医薬品の販売先として訪問を行うと同時に、医薬品の情報提供を行うことも求められるが、薬局経営や薬剤の採用決定権をもつ人は、それぞれの調剤薬局ごとに異なる。調剤薬局と円滑な関係を築く上でも、調剤薬局の経営実態を知ることは重要であり、MRやMSの皆さんの日々の活動おいてに着目してほしい点である。今回は、株式会社矢野経済研究所「YanoPharmacyData」を参考に、調剤薬局の経営形態の観点から考えたい。全国にある調剤薬局の経営形...