国内テクノロジー企業成長Top50 医薬品関係はナノキャリアとそーせい
公開日時 2013/10/16 03:50
監査法人トーマツが毎年作成しているテクノロジー企業成長ランキング「第11回日本テクノロジー Fast50」で、医薬品関係ではナノキャリアは343%で8位、そーせいは173%で18位にそれぞれランクインした。
ランキングは過去3年間の売上成長率に基づくもの。ナノキャリアは、がん細胞内で抗がん剤が放出されるよう設計したエピルビシンミセルを11年9月に興和に対し、全世界での販売権・製造権を許諾。そのライセンス及び共同開発契約締結に伴う契約一時金収入などで11年度決算売上高が310.7%増(3億4600万円)になったことが寄与した。
そーせいは、12年度決算で、COPD治療薬シーブリブリーズヘラー(欧州)、同吸入用カプセル50μg(日本)、配合COPD薬QVA149のノバルティスへのライセンス収入などで売上高が127.2%増(19億5800万円)になったことが影響した。
医療関係では昨年の12年は4社がランクインしたが、今回13年は2社にとどまった。上位にはインターネットソリューション、コンテンツ開発を行う会社が多く、50位のうちでも40社を占める。