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13年花粉症 抗ヒスタミン薬市場を占う ザイザル 12年に耳鼻科でシェア急伸 既に第3位

公開日時 2013/03/07 04:02

2013年もスギ花粉症の季節が到来したが、花粉症治療の軸となる第2世代抗ヒスタミン薬市場はどのような動きをみせるだろうか。12年シーズン(2月~4月)の処方実態から占ってみる。処方された患者数ベースで市場シェアを見てみると、耳鼻咽頭科では、12年シーズンの第1位がフェキソフェナジン(先発品名アレグラ)、第2位がオロパタジン(アレロック)で、この順位は11年シーズンと変わらなかった。ただ、12年シーズンの第3位はレボセチリジン(ザイザル)で、11年シーズンの第7位から急上昇していた。レボセチリジンが13年シーズンにどれだけシェアを伸ばすか注目される。

これは、調剤レセプトベースで実際の処方状況を把握・分析する医療情報総合研究所(略称JMIRI)のデータを基にした結果。詳細はミクス3月号(3月1日発売)及びミクスonline(有料)に掲載している。

JMIRIによると、レボセチリジンの耳鼻咽頭科での12年シーズンのシェアは14%で、前シーズンより7ポイント上昇した。一方、耳鼻咽頭科以外では、レボセチリジンの12年シーズンのシェアは9%で第5位(11年シーズンはシェア4%、第8位)だった。

レボセチリジンは、同じ第2世代抗ヒスタミン薬セチリジン(ジルテック)の光学異性体のうち治療上の活性本体・R-エナンチオマーのみを光学分割により生産したもの。レボセチリジン、セチリジンともに先発品の発売元はGSKとなる。GSKでは、セチリジンからレボセチリジンへの切替えをすすめている可能性もあり、12年シーズンのデータでは、耳鼻咽頭科、耳鼻咽頭科以外のいずれにおいてもシェアランキングはレボセチリジンの方がセチリジンより上位となっていた。

第2世代抗ヒスタミン薬は1994年のエピナスチン(アレジオン)を皮切りに02年発売のロラタジン(クラリチン)まで計7剤発売され、レボセチリジンは約8年ぶりの新薬として10年12月から発売された。

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