米国発 治療費捻出にウェブ募金
公開日時 2012/12/25 04:00
アメリカの医療費は高いというのが定説だ。実際、日本のような全国一律の標準価格が設定されていない米国では、医療期間により、医師によって治療費が異なり、また加入している保険ごとに割引率も異なり、自己負担額も大きく異なる可能性があるので、同じ手術を同じ医師の執刀で同じ医療機関で受けても、患者個々人によって受け取る請求書の金額が異なることが十分に考えられるのだ。したがい、諸般の事情で高い請求書を受け取らざるをえない立場に立たされた患者は、ときにとうてい手に負えない額の請求書を,あるいは事前見積書を受け取ることになる。(医療ジャーナリスト西村由美子)商業エアラインのパイロット、46歳のリック・トーマス場合は、稀少ケースの腎臓がんと診断され、提示された手術費用の見積りは$125,000であった。手術前後...