高すぎる理想
公開日時 2012/09/29 00:00
有限会社オフィス・ミヤジン医薬コンサルティング部門千葉・柏リハビリテーション病院人工透析内科部長宮本研今月のポイント▼20年前に医療専門職が主導して描いたMRのあり方は、職業の基本概念としては高すぎる理想であった。▼MRは職業人としての理想を自主選択すべきであり、顧客の医療専門職から一方的に要求される意義は乏しい。▼地道な努力と改善によって自己肯定を続けていくことで、医療現場の外圧を乗り越え、MRとしての理想を探求できる。朝長レポートの意義2012年8月11日にパシフィコ横浜で開催された「MR100周年記念シンポジウム」では、現在のMRが置かれている状況の発端を知ることができた。元・北里大学薬学部教授の朝長文弥氏が自ら解説した、1992年の“朝長レポート”は、中でも大きな意味を持つ。医薬産業...