OBC研究所代表小原公一「Ｏ君、最近元気がないわね」といつも夕食を食べに行っている飲み屋の女将さんに言われた。思い起こせば、単身赴任生活も2年目を向かえ、子供も生まれ、家に残してきた家内や子供のことが気になって仕方が無い毎日であった。担当地域が地方都市の為、転勤が言い渡された時、家内も一緒に来てくれるものと思っていたが、「私は都会で育った人間よ。東北みたいな田舎では生活できないわ」と女房に言われ、そのまま単身赴任を余儀なくされた。東日本大震災では危うく難を逃れたが、余震が今でも続いており、それも不安の原因の一つである。余震がある度に、「息子の耕太郎は元気かな、家内は大丈夫かなあ」と思ってしまう。営業成績も、昨年の薬価ダウンが影響して対前年割れであり、新規も殆ど取れない日々が続いている。営業会...