ノボ 新規のインスリン配合剤を国内申請
公開日時 2012/03/12 04:01
ノボ ノルディスクファーマは3月9日、超持効型インスリンデグルデクと超速効型インスリンアスパルトを含有する製剤を日本で承認申請したと発表した。同剤は、超持効方のデグルデクにより基礎分泌を補充し、空腹時血糖値を低下させる一方、超速効型アスパルトにより追加分泌を補充し、食後の血糖値を低下させることが期待される。
日本人2型糖尿病患者を対象に行ったフェーズ3では、デグルデク/アスパルトと、持効型のインスリングラルギン(共に1日1回投与)による治療を比較し、グルデク/アスパルト群ではHbA1c(NGSP値)を約1.4%改善(有意差あり)。低血糖の発現頻度は27%、夜間低血糖の発現頻度は25%、グラルギンより低くなったという。
デグルデク/アスパルトは、11年9月に欧米で承認申請されている。