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薬剤師による薬の説明定着 複数医療機関からの処方チェックに課題

公開日時 2010/11/10 04:00

くすりの適正使用協議会は、20代~60代の患者・一般生活者1500人に対し、医療・医薬品に関する意識調査を行った。5年ごとの調査だが、処方薬の説明について「十分に説明を受けた」人は、05年調査では44%だったが、今回の10年調査では47%に増加。誰から説明を受けたかを聞いたところ、「薬剤師から」が、05年は69%だったが、今回は83%に上った。医薬分業の広がりで、薬剤師による説明が定着しつつあることをうかがわせた。

説明内容で役立つ情報は、効き目、使用方法、副作用の順。薬の説明は、印刷物を利用して受けたのが05年が66%に対し、今回は77%。回答では、薬の説明が書かれた印刷物が必要だとする人は71%で、帰宅してからも確認できるよう説明、薬の写真が入っているなど詳しいものを希望している人が多かった。

一方、1つの薬局で処方薬を管理するかかりつけ薬局をもっているか否かを聞いたところ、もっているのは34%で、これは99年調査、05年調査とほぼ同様の結果。複数の医療機関からの処方情報を一冊の冊子にまとめ、医師や薬剤師が確認し、有効で安全な処方に役立てる「お薬手帳」を利用している人も32%にとどまった。「手帳をもらったことがない」も29%に上った。患者が複数の医療機関にかかり、処方を受けた場合、処方や調剤を有効で安全なものにする点では課題を残した。

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