第一三共 ランバクシー関連GEメーカー・ゼノテック11日からTOB
公開日時 2009/08/10 04:00
第一三共は8月7日、インドのジェネリック(GE)メーカーのゼノテックラボラトリーに対し、発行済み株式の20%を上限にした株式公開買い付け(TOB)を11日(インド時間)から開始すると発表した。買付代金は約15億円。
ゼノテックは03年に設立され、抗がん剤や注射剤、バイオシミラーなど開発・製造している。従業員約160人のうち研究開発員数は50人で、印のハイデラバードと米のニュージャージー州プリンストンに研究所を持つ。
第一三共子会社のランバクシーが、ゼノテックの47%の株式を保有していることで、第一三共がゼノテックの株式を間接保有する形になっていた。インドの法令では、上場企業の株式を15%以上取得した場合、20%を上限にTOBを実施することが課されている。1月19日にTOBの実施は決定していたが、その後に現地でTOBに対する仮差し止めが提起され、7月に棄却されていた。TOBは1株113.62円で買付上限は688万6000株、31日(同)まで行う。