東邦、提携戦略が新局面へ 医療周辺事業拡充と海外展開
公開日時 2007/11/30 00:00
●国分・大木3社タッグでセルフメディケーション基盤構築●富士と臨床・調剤でコラボ、九州通集団出資で中国展開大手卸4番手ながら顧客支援システムで他社を圧倒する東邦の提携戦略が、第3の局面を迎えた。今年8~9月にかけて、食品大手卸の国分およびOTC大手卸の大木との間で3社提携し、さらに医薬品開発支援や調剤薬局事業を行う富士バイオ、中国で全土ネットを擁する医薬品卸の九州通集団と資本提携を行った。同社は共創未来グループ創設や、05年には独立系有力卸と葦の会を結成するなどこれまでも提携戦略は活発だった。昨年、初の中期経営計画を公表したが、新たな提携はそこに掲げた医療周辺事業・海外展開の具体化だ。同社の濱田矩男社長に取材した。4番手ながら提携戦略で存在感通期予想上方修正、配当3割増東邦の07年3月期連結...