不活化ポリオ混合ワクチン 10月31日発売
公開日時 2012/10/31 04:00
不活化ポリオを含む4種混合ワクチンが10月31日に発売される。「百日せき、ジフテリア、破傷風、急性灰白髄炎(ポリオ)の予防のためののもので、阪大微研のテトラビック皮下注シリンジと化血研のクアトロバック皮下注シリンジ。販売は阪大微研製は田辺三菱製薬、化血研製はアステラス製薬(九州・沖縄は化血研と共同販促)が行う。
ポリオの単独不活化ワクチン「イモバックスポリオ皮下注」(サノフィパスツール)は4月に承認されているが、不活化ポリオを含む4種混合ワクチンは初めて。生ワクチンの接種では、ごくまれにポリオを起こすことがあり、それを避けられる不活化ワクチンの導入の必要性が医療関係者、厚労省審議会から指摘されていた。この2つ混合ワクチンは7月27日に承認されていた。
使い方は、初回免疫は、1回0.5mLずつを3回、いずれも3週間以上の間隔で皮下に注射する。追加免疫は、初回免疫後6カ月以上の間隔をおいて、0.5mLを1回皮下に注射する。