乳がんの医療連携
公開日時 2010/08/30 00:00
サンテ医業コンサル田中豊章8月号では糖尿病を例に特定健診・保健指導と医療連携についてお伝えしました。いかがでしたか。今月は乳がんの医療連携について説明いたします。増える患者専門病院への集中化サービス低下日本では乳がんにかかる女性が年々増えており、毎年約4万人以上の女性が乳がんと診断され、約1万人の女性が乳がんで亡くなっています。乳がんは、30歳代から増え始め40歳代後半で罹患率の割合が高くなり、30歳から64歳までの女性におけるがん死亡原因の第1位です。医療体制について見てみると、乳がん患者数の増加、乳がん専門病院への集中化、慢性期患者の蓄積があります。それを患者側から見ると、通院回数の増加、遠距離の患者も乳がん専門病院へ通院しなければならないという不便さ、患者が増えて待ち時間の延長すること...