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CSLベーリング・モランジュ社長 今後5年は年平均10%以上の成長可能 血友病薬などの新薬で

公開日時 2018/06/15 03:50

CSLベーリング日本法人のジャン・マルク モランジュ社長は6月14日、東京都内で行ったメディア懇親会で、血友病薬などの新薬により今後5年は年平均成長率10%以上が可能になるとの見通しを明らかにした。2019年には、末梢神経に障害が生じる稀な難病で自己免疫性疾患「慢性炎症性脱髄性多発根神経炎」(CIDP)の2種類の治療薬の承認・上市を見込み、治療の普及に注力する。

同社長によると、2018年6月期は14%の増収を見込む。3年連続の二桁成長という。現在、売上のうち新製品売上は約3割だが、5年後には7割まで引き上げ、成長を図る。5年後には売上規模400億円超になるという。

成長を牽引するのは半減期延長型の血友病B治療薬イデルビオン、週2または3回の投与で出血予防効果がある血友病A治療薬エイフスチラ、ワーファリン投与中患者の手術等で出血を抑制するケイセントラもなどがある。血友病A治療薬では、中外製薬が発売した抗体医薬ヘムライブラが注目されているが、同社長は「競合品を折り込んで予測している」と述べた。ケイセントラは標準的な治療薬の位置づけを目指す。

19年の承認を見込むCIDP治療薬は、▽10%静脈用免疫グロブリン製剤(海外名:Privigen)▽20%皮下注用免疫グロブリン製剤ハイゼントラ(日本で承認・発売済)の適応追加。急性期治療に加え、維持療法の適応を予定し、特に維持療法の普及、拡大を図る。CIDPは、四肢の筋力の低下などが起き、治療しないと3割程度が車いすが必要な生活になるという。日本では指定難病で、数千人の患者がいると推定されている。

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