DPP-4阻害薬 経口血糖降下薬市場でシェア7割
公開日時 2018/02/28 00:00
胆汁排泄型のトラゼンタ好調、75歳以上高齢者で処方多く2009年12月にファーストインクラスのDPP-4阻害薬シタグリプチン(先発品名:ジャヌビア、グラクティブ)が発売されてから8年あまり。この間、DPP-4阻害薬は、配合剤の発売、併用する糖尿病治療薬を問わない「2型糖尿病」への適応拡大、プラセボと比較して心血管イベントリスクを増大させないことを示した大規模臨床試験の発表など、市場環境が変化してきた。そこで、いつも通り医療情報総合研究所(JMIRI)の調剤レセプト情報データを用いて、DPP-4阻害薬市場のいまを確認する。17年12月時点の経口血糖降下薬のクラス別の患者数シェア(複数のクラスの併用は重複してカウント)は、DPP-4阻害薬が66%とトップで、次いでビグアナイド(BG)薬が34%、...