2020年の製薬産業を語る PART 1
公開日時 2016/08/31 00:00
新薬開発振興と政策がフリクションいまがギリギリのタイミング官民で議論を!(写真:坂本文明)「医療、サイエンス、イノベーションの仕組みに、社会がまだついていけていない部分がある。いままさに、それが顕在化している」――。塩野義製薬の手代木功代表取締役社長はこう語る。革新的な新薬創出が製薬企業の根幹を支える中で、いかに創薬に取り組むかは企業にとって喫緊の課題だ。イノベーションが業界全体をけん引する一方で、抗がん剤・オプジーボに端を発した高額薬剤問題など、これまでにない課題も浮上してきている。キュア(治癒)を見据えた治療法創出に各企業が取り組む中で、制度的なサポートも求められるところだ。5年後の2020年に製薬産業がいかに発展していくべきか。塩野義製薬の手代木功代表取締役社長、厚生労働省保険局総務課...