クレコンメディカルアセスメント株式会社取締役最高業務責任者（COO）小林慎前回は以前作ったディシジョンツリーで感度分析を実施できるように、変数の設定を行いました。今回はΔ効果とΔ費用の組み合わせにより費用対効果の評価が適切に行われるような設定を行います。1.はじめに前々回からエクセルを使ったディシジョンツリーによる費用対効果分析を扱っています。最初（第85回）にエクセルで作ったディシジョンツリーは、単純なエクセル上におけるディシジョンツリーの描画でした。エクセルのセルと罫線を使うと、ディシジョンツリーをきれいに描くことができ、期待値計算もすることができることを紹介しました。しかし感度分析を実施するためには、ディシジョンツリーにパラメータを直接設定するのではなく、パラメータの表、結果の表を分け...