限定出荷と供給停止品目は22.4% なお続く供給不安 日薬連安定確保委員会7月調査
公開日時 2023/08/23 04:50
「限定出荷」と「供給停止」の品目は全体の22.4%に当たる3811品目-。日本製薬団体連合会(日薬連)安定確保委員会は8月20日、7月末時点での医薬品の供給状況について実施した調査結果を公表した。6月調査時点では、限定出荷と供給停止品目は22.3%で、供給不安が依然として続いている状況にある。
◎通常出荷は77.6% 安定確保医薬品で76.0%、カテゴリーAでは69.0%
23年7月末時点で通常出荷品目は77.6%(1万3224品目)で、先発品93.6%(2344品目)、長期収載品87.9%(1255品目)、後発品が67.6%(5952品目)、その他の医薬品が85.5%(3673品目)だった。安定確保医薬品は76.0%(3899品目)、特にカテゴリーAでは69.0%(191品目)で、低率である傾向が見られた。
一方で、「限定出荷」と「供給停止」の品目は全体の22.4%(3811品目)で、後発品は32.4%(2855品目)あった。供給停止品目は全体の8.3%(1416品目)で後発品では11.6%(1024品目)だった。
全成分規格6467のうち、同一成分ないですべての品目が通常出荷だったのは、4824品目(74.6%)だった。
調査は7月27日から8月17日まで実施した。