新型インフル対応のプロトタイプ細胞培養ワクチン承認
公開日時 2013/05/08 05:00
バクスターは5月7日、武田薬品と共同開発したプロトタイプの細胞培養インフルエンザワクチンの承認を取得したと発表した。
これは新型インフルエンザのパンデミック(大流行)対策の一環で、流行ウイルス株の確認から半年以内に全国民分のワクチンを製造するためのもの。流行してから開発、承認審査するのでは製造・供給が間に合わないため、予めモデルとなるプロトタイプを用意し、製造方法、品質、有効性を確認しておくことで、製造開始までのプロセスを短縮。また、ワクチン製造では一般的な鶏卵を用いず、細胞培養法を用いることで製造期間を鶏卵の半分程度にできる。4月26日付で承認された。