アボット RSウイルスの重症化抑制薬シナジス 手間いらずの注射用液剤の承認取得
公開日時 2012/08/17 04:00
アボットジャパンは8月15日、RSウイルス感染症の重症化抑制薬シナジス(筋注用、パリビズマブ)の剤形を変更した注射用液剤の承認を取得したと発表した。同剤はヒト化モノクローナル抗体で、国内では02年に発売されている。
同剤は乳児、幼児におけるRSウイルス感染による重篤な下気道疾患の発症抑制のための薬剤。シナジス筋注用製剤は凍結乾燥注射製剤で、使用前に注射用水で溶解し、20分以上静置する必要があり、薬剤調整に手間と時間を要した。新剤形の注射用液剤は溶解などの手間が省け、そのまま筋注することが可能になる。