疾患領域別リストの活用法 ~呼吸器系疾患~
公開日時 2012/05/30 00:00
製薬企業の将来性や業界の未来をうらなうとき、判断の大きなポイントとなるのが新薬開発品の量と質。本誌では国内製薬企業63社の後期開発品(559プロジェクト)について、企業別、疾患領域別にまとめ「パイプラインリスト」としてミクスonlineに公開している。実はこのリスト、様々な角度から分析することで、見えないものが見えてくる。本連載ではその初歩的な活用法を紹介する。今回取り上げるのは疾患領域別リストの使い方。呼吸器系疾患を例に挙げたが、どんな新薬が今後の主流になるか、将来の市場のメインプレーヤー、競合状況は?といった素朴な疑問の応えを探る方法として、開発品の対象疾患、機序や特徴を把握して分類し、アンメット・ニーズや市場性を開発品群に分けて分析することを提案したい。(小沼紀子)激戦区の喘息とCOP...