MSDは12月18日、ダイバーシティ＆インクルージョン(DE&I)に取り組む企業を認定する「D&I Award2024」で最上位の「ベストワークプレイス」に認定され、「D&I Award大賞」を受賞したと発表した。D&I Awardは、日本で活動する企業のD&Iの取り組みを「ジェンダー」、「LGBTQ+」「障害」、「多文化共生」、「育児・介護」の5つの要素で評価し、スコアに応じて認定を授与するもの。ベストワークプレイスは世界的に高い水準でDE＆I推進に取り組んでいる企業に贈られるもので、同社の認定は4年連続となる。

同社は2014年に「MSDダイバーシティ・インクルージョン宣言」を発表し、個々の社員のあらゆる違いを尊重する方針を明文化してきた。また、コロナ以前からテレワーク制度を導入し、裁量労働制にするなど、柔軟な働き方を促進してきた。さらに、仕事と育児の両立を目的に育児休業のうち最長通算3か月（60営業日）を有給で取得できる制度をつくり男性の育休取得率は85％となるなど、多様な働き方のニーズに寄り添えるよう、独自の取り組みを社員主体となって導入してきた。

今回の受賞を受けて同社は、「これからもDE&Iの推進を通じて社員それぞれが持つ強みを最大限に発揮できる多様性を受容するインクルーシブな職場環境を醸成し、人々に革新的な医薬品とワクチンを提供できるよう努めてまいります」とコメントしている。