ラグ/ロスの解消へ シーズ端緒に挑む新たな企業の姿
レナリスファーマの挑戦
公開日時 2024/09/01 00:00
IgA腎症治療薬候補・スパルセンタン26年の国内申請へキャタリスパシフィックマネージングディレクター高橋健氏(左)レナリスファーマ最高開発責任者島崎竜太郎氏(右)腎臓病領域の治療薬開発に取り組むレナリスファーマは、米国バイオベンチャーから導入したIgA腎症治療薬候補・スパルセンタンの開発を進めている。2024年1月の本格始動後、7月にはスパルセンタンの国内第3相臨床試験を開始し、26年にも国内での承認申請を見据える。腎臓病領域の新たな治療の橋渡し役を担い、ドラッグ・ラグ/ロスの課題解消を掲げる同社の設立には、領域や疾患に特化したバイオベンチャーを次々に生み出すベンチャーキャピタル(VC)のキャタリスパシフィックが深くかかわってきた。レナリスファーマ設立の背景や事業概要、スパルセンタン開発の見...