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カナミックネットワーク 旭川医科大学に「遠隔医療・介護共同研究講座」を設置

公開日時 2018/04/02 03:50

医療・介護・子育てなどの領域でクラウド技術を提供するカナミックネットワークは4月1日付で、旭川医科大学に「遠隔医療・介護共同研究講座」を設置した。IoTクラウドを利用して地域包括ケアの地域モデル(ほっかい、グローバルモデルを構築するというもの。講座教員に藤谷幹浩准教授らがついた。期間は2021年3月末まで。


カナミックネットワークは、地域包括ケアの実現に寄与する情報共有システムや介護事業者向け業務システムなどのサービス提供を全国で展開している。すでに東京大学高齢社会総合研究機構(IOG)と千葉県柏市が取り組んでいる地域包括ケアのモデル事業などで実績がある。


今回の共同研究は、遠隔医療で実績の高い旭川医科大学と協力し、医療・介護資源の有効活用による地域包括ケアシステムのグローバルモデルの構築を目指すもの。まず18年度は、IoTクラウドによるパッケージ型医療・介護インフラモデルを作成する。具体的には、カナミックネットワークのクラウド情報共有・テレビ会議システムを用い、在宅医療・介護分野で患者基本情報や診療ケア情報、処方情報などを共有化し、AI(人工知能)支援によるオンライン診療を実施する。このほかIoTセンサーによる安否確認や、バイタル、服薬情報などの確認も行うことにしており、地域包括ケアのインフラモデルを構築する。


さらに19年度はIoTクラウドによる支援地域を北海道の他の地域にも拡大、20年度中に対象地域を海外拠点に拡大し、地域包括ケアシステムのグローバルモデルを構築する方針だ。


 

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