総合メディカル 「在宅専門薬剤師」養成へ 今年度は約10人
公開日時 2016/09/26 03:50
保険薬局を展開する総合メディカルは、社内認定資格として「在宅専門薬剤師」の養成を始めた。在宅医療の需要が今後さらに高まると見て、選抜した薬剤師を対象に研修を行い、在宅訪問指導に必要な知識と実践力を高める。今年度は筆記や実技などを試験を行い、約10人の認定を予定するが、将来的には約50人に増やす方針。
在宅訪問指導の経験を持つものが対象。試験では、筆記や模擬患者に対する実技、面接による実績確認を行う。次年度以降に向けて、今年度から養成研修を開始し、全国各ブロックから選抜された薬剤師が研修に参加しているという。
同社によると、「在宅専門薬剤師」は、▽高度な薬学・病態に関する知識を持つ▽他職種と連携したケアができる▽個々の患者の生活を踏まえたアドバイスなどにより支援できる--ことを想定している。
この取り組みは、社内認定による専門薬剤師制度の一つで、がん、糖尿病に続き3つ目。