アステラス製薬は７月29日、米ベンチャーキャピタルのMPM Capital社と共同で米国に投資会社「DigiTx Partners」（カリフォルニア州サンフランシスコ）を設立し、ICT等の活用により医療の課題を解決するデジタルヘルス領域のベンチャー企業に対する投資を行うと発表した。投資対象は米国内に限らない。アステラスとしては新薬事業以外においても、医療現場の様々な課題を解決する技術、製品を開発する会社の支援を通じ医療貢献を目指す。

 

これはアステラスの経営計画の一環。しかし、デジタルヘルス領域には十分な知見がないため、共同で投資会社を設立し、ヘルスケアとデジタルの業界に精通する者を据えて、ビジネスの機会を探ることにした。

 

発表によると、新会社では「デジタルヘルス領域で患者の健康や治療を改善するソリューションを創出し、特に、製薬ビジネスに相乗効果をもたらすような企業に投資していく」としている。出資比率や投資規模など詳細は開示してない。