エーザイの地域営業戦略
公開日時 2016/03/31 00:00
地域包括ケア時代の医薬営業に先手社内リソース総動員で「面営業」を強化医療環境の変化をいち早くとらえた組織編成や自治体とのまちづくりなどを手掛けてきたエーザイが、新たな地域営業戦略を打ち出した。国は高齢化のピークを迎える2025年度までに地域包括ケアシステムを構築する方針で、原則2次医療圏を単位とする地域完結型の医療・介護提供体制を目指す。こうした市場環境の変化を捉え、エーザイは在宅を軸とするホームケアマーケットと、急性期・回復期・慢性期など入院機能の再編が見込まれる病院市場への対応を強化する。4月1日付でMRが所属する「地域統括部」を70に倍増するほか、地域医療連携推進法人への対応を見越した「キーアカウントマネージャー(KAM)」についても増強する。(大杉真理子)「法人本部」への対応でKAM...