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英MHRA長官に元NICE長官のMichael Rawlins卿

公開日時 2014/11/18 03:50

英国医薬品庁(MHRA)は11月3日、同庁の長官に、元NICE(国立医療技術評価機構)長官のMichael Rawlins卿が任命されたと発表した。同卿は、12月1日に就任、任期は3年間。年間報酬は、6万3000ポンド(1152万9000円、1ポンド=183円換算)。現長官Gordon Duff卿の後任となるが、Duff長官は、2013年1月にMHRA長官に就任、今年初めに今年末で退任することを明らかにしていた。


Rawlins卿は、1999年のNICE設立時から2013年までNICE長官を務めていた。同卿は、現在、ロンドン大学ロンドン衛生・熱帯医学部(London School of Hygiene and Tropical Medicine, University of London)名誉教授、ニューキャッスル・アポンタイン大学(University of Newcastle upon Tyne)名誉教授の職にある。


Rawlins卿は、MHRA長官に任命されたことについて、「英国における医薬品および医療機器の規制者として、MHRA、臨床実践研究データバンク(Clinical Practice Research Databank:CPRD)、および国立生物製剤基準・管理研究所(National Institute for Biological Standards and Control:NIBSC)の3機関はファースト・イン・クラスの科学ならびに研究に支えられている。重要な業務を遂行する機関の長を引き受けることを栄誉に思う」と挨拶した。その上で、「Gordon Duff長官は、MHRAの歴史において大きな変革期を非常に成功裏に監督してきた。私は、公衆衛生の一層の保護と改善に革新的かつ透明性を持ち、費用対効果の高いサービスを提供するよう長官職に邁進したい」と意欲を示した。


Duff長官は、医療医薬分野で学識経験豊富なRawlins卿が次期長官に任命されたことを歓迎。「MHRAは、日常の医薬品および医療用品の規制面ばかりでなく、NHRAが国内外で果たしている指導的役割を通じて、この2年間で成し遂げたことを誇りに思う」と自らの実績を振り返った。


従来、MHRA、CPRDおよびNIBSCはそれぞれ別の行政機関だったが、2013年4月にMHRAがCRPDおよびNIBSCを吸収する格好の再編され、現在は各機関がMHRAグループとして機能している。
 

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