骨粗鬆症 5割強で生活習慣病併発
公開日時 2018/06/30 00:00
降圧剤併用8割、高脂血症薬も多く閉経による脂質代謝影響か国内患者数が1280万人と推定される骨粗鬆症。患者は高齢女性に多く、骨折抑制のために長期にわたる治療を必要とする。一方で、患者数の多さや経過の長さを踏まえれば、骨粗鬆症との関連性はさておき、他の疾患を有する患者も少なくないと考えられる。今回は慢性疾患とも捉えられる骨粗鬆症を取り上げ、骨粗鬆症治療薬の処方動向とともに併発疾患の状況を検証する。いつものように、調剤レセプトから実際の処方動向を把握・分析する医療情報総合研究所(JMIRI)のデータから読み解いていく。なお、保険薬局の調剤レセプト中心のデータのため、注射薬のビスホスホネート(BP)製剤、副甲状腺ホルモン製剤、抗RANKL抗体などは調査対象外。経口薬の一部では、骨粗鬆症以外の適応症...