C型肝炎薬 エレルサ+グラジナ併用が急伸中 ハーボニーの処方減少
公開日時 2017/06/30 00:00
インターフェロンフリーDAA治療全体の90%占める国内患者数が150万~200万人いると推察されるC型慢性肝炎。年間3万人以上が死亡している肝がんの原因の65%がC型肝炎といわれており、C型肝炎を早期に発見・治療して、発がんを防ぐことが重要となる。C型肝炎の治療は、従来のインターフェロン(IFN)+リバビリン療法から、11年以降に登場したIFN+リバビリン+プロテアーゼ阻害薬による3剤併用療法、そして14年以降にIFNを使用せずに経口薬のみで治療できる直接作用型抗ウイルス薬(DAA)によるIFNフリーDAA療法へと治療が変遷した。なかでもIFNフリーDAA療法は、C型肝炎のほとんどの患者で根治も期待できる著効率の高さと、利便性の良さから一気に普及。C型肝炎治療のパラダイムシフトを起こしたとい...