GLP-1アナログ 週1回投与のトルリシティ急伸中
公開日時 2017/04/30 00:00
発売1年半でシェア2位の38%にトップのビクトーザは右肩下がり食事をした時に消化管から放出されるホルモンのGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)は、血糖値を低下させるインスリンの分泌を促し、ブドウ糖の合成を進めるグルカゴンの分泌を抑えることで、血糖値を下げる。GLP-1はDPP-4という酵素に分解されてしまうが、GLP-1アナログ製剤は分解されにくい工夫が施され、持続的に効果を発揮する。そのGLP-1アナログが10年6月に日本で初めて登場してから約7年が経過した。当初は1日に1~2回の注射が必要だったが、その後、週1回の投与で済む製剤が発売され、製剤も4成分(5製品)に拡大している。なかでも国内2番手の週1回投与製剤として15年9月に上市されたデュラグルチド(製品名トルリシティ)は急速にシェ...