処方シェア経口薬チャンピックスが８割貼付剤ニコチネルが２割厚労省の国民健康栄養調査によると、平成25年（2013年）時点の国内の成人喫煙率は男性が32.2％、女性が8.2％。この数字は男女とも年々減少傾向にあり、男性では平成元年（1989年）時と比較して23.1ポイントの減少となる。喫煙と健康に関する意識の高まり、喫煙をめぐる規制強化、増税・定価改定など複合的な要因によるものとの分析が多い。一方、喫煙率の減少要因の１つとして、これまで嗜好と捉えられていた喫煙をニコチン依存症という疾患と定義し、06年４月の診療報酬改定でニコチン依存症管理料を新設した点も見逃せない。一定の要件を満たせば、薬剤費も含めた禁煙治療に医療保険が適応され、これを受けて既に発売されていた貼布薬のニコチネル（一般名：ニコチ...